0歳児クラスから保育園って、「かわいそう」?
「0歳で保育園って、早すぎるのかな」
「かわいそうって思われてるのかな」
そんなふうに、ずっと心のどこかで引っかかっていました。
私の息子は4月生まれ。ちょうど1歳になる直前で、0歳児クラスに入園しました。
仕事はフリーランスで、復帰時期は自分で決められる環境。夫の収入だけでも、節約すればなんとか家族3人で生活できる。
だからこそ、ずっと思っていました。
「本当に今、預ける必要ある?」
「これって、私が楽したいだけじゃない?」
誰かに強制されたわけじゃないからこそ、自分の気持ちと向き合うのがいちばんつらかったです。
早く預けたい気持ちと、罪悪感
生後3〜6ヶ月ごろ。
あの時期は、正直とてもつらかったです。
夫は1ヶ月育休を取ってくれたものの、その後は仕事復帰。
日中はほぼワンオペで、心も体もすり減っていました。
「早く保育園に預けられたらいいのに」
そう思ってしまう自分がいて、でも同時に
「そんなこと思うなんて、母親としてどうなんだろう」
と、強い罪悪感もありました。
「そんなに早く預けるんだ?」その一言
私の母も、夫の母も専業主婦。
保育園という選択は、どこか遠い存在だったのかもしれません。
入園が決まる前、実母に言われた一言。
「あ、そんなに早く預けるんだ?」
単に思ったことが口から出ただけで、批判の意味で言ったわけではないとわかっているのに、その言葉がずっと心に残りました。
決まってからは、「お友だちがいるのいいね」「楽しみだね」と、前向きな言葉をたくさんかけてくれました。
それでも、最初のあの一言だけは、不思議と消えませんでした。
入園初日、そして涙の朝
入園初日。
息子はまったく泣きませんでした。
拍子抜けするくらいあっさりバイバイして、
「もしかして大丈夫かも?」なんて思ったのも束の間。
翌週から、状況を理解し始めたのか、朝の別れ際に大号泣。
そして——
泣いたのは、息子だけじゃありませんでした。
送りの車の中で、私も一緒に号泣。
「これでよかったのかな」
「無理させてるんじゃないかな」
そんな気持ちがぐるぐるして、涙が止まりませんでした。
慣れてきた頃に始まった、体調不良のループ
入園から3週間ほど経った頃。
鼻水が出始め、数日後には高熱。
そこからは、2週間おきに
鼻水 → 発熱 → 回復
の繰り返し。
4〜6月は、本当にしんどかったです。
夜も鼻づまりで眠れない日が続き、
息子も、私も、夫も、みんな疲れきっていました。
ぐったりしている息子を見て、何度も思いました。
「保育園に行ってなければ、こんな思いさせなかったよね」
また、罪悪感が戻ってきました。
それでも、少しずつ変わっていった気持ち
そんな中でも、登園できている日は、息子はとても楽しそうでした。
朝、先生に向かって高速ハイハイで進んでいく後ろ姿。
家にはないおもちゃで夢中になって遊んでいる様子。
そして何より、先生方の存在が本当に大きかったです。
毎日丁寧に書いてくれる連絡帳には、
「こんな遊びをしました」
「こんな反応がありました」
「給食はこれが苦手みたいです」
「少し肌荒れしています、保湿多めにお願いします」
など、細かく書かれていて。
「こんなにちゃんと見てくれているんだ」と、何度も救われました。
私たち夫婦以外にも、息子の成長を大切に見守ってくれる大人がいる。
そのことが、とても心強く感じられるようになりました。
忘れられない、先生のひと言
入園して約10ヶ月が過ぎ、そろそろ進級かあ~と思うようになった頃の連絡帳で、特に印象に残っている言葉があります。
「おむつ替えの時間だとわかると、自ら棚に向かっておともだちのおむつを配ってあげています。
おむつの柄などでなんとなく『どれが誰のなのか』を認識しているようです。
おともだちが泣いていると近くに寄って見守ったり、周囲への働きかけが増えてきました。」
その日の連絡帳を読んだとき、胸がじんわりして、涙が出ました。
家では見られない姿。
集団の中で育っている姿。
「ああ、この子はちゃんと育ってる」
「ここに預けてよかった」
そう思えた瞬間でした。
結論:保育園に預けて、よかった
入園申し込みをして、入園決定通知が届いてからも、ずっと迷っていました。
仕事復帰しなければならない確固たる理由もないこと。
贅沢しなければずっと息子と一緒にいるという選択肢もあること。
なのに保育園に預けるのは、息子を育てる責任から逃げているだけのように感じて強い罪悪感がありました。
でも今は、はっきり思います。
保育園に預けて、よかった。
「かわいそう」じゃなかった。
私も、息子も、ちゃんと頑張っていた。
あのときの選択は、間違いじゃなかったと信じられるようになってきました。
「親と過ごす時間が大切」なのは絶対に間違いない
ただひとつ、誤解してほしくないのは、
親とずっと一緒に過ごすことが、赤ちゃんにとってこれ以上ないほど大切だというのは間違いないということです。
「保育園に入園してよかった」と感じているのは親である私であって、息子本人がどう感じているのかは現時点では正直わかりません。
だから、自宅で育てるよりも保育園の方が優れているなどと言いたいわけでは決してありません。
どちらが正しい、ではなくて、それぞれの家庭に合った形があるだけ。
その中で、私たちは保育園に預けるという選択をして、結果として「よかった」と感じている、というお話でした。
保育園に入れることについて迷いのあるお父さんお母さん方の参考のひとつになれば幸いです。
